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2016年11月20日 (日)

男の年齢

 寒い冬の出勤は気が滅入る。そこで少しでも気分をよくするために、このところ音楽を聴きながら会社に行くことが多い。ある日の朝のこと。職場のドアの入り口で、社員が入室カードを持ってきてくれるのを待っていると、同僚の女性(おそらく私より年上)が出社してきた。お互いに「おはようございます」と型どおりの挨拶を済ませたところ、私がイヤホンを耳から外したのを見て、こんなことを聞いてきた。

「何の音楽を聴いてるんですか?」

 私は一瞬戸惑った。具体的にミュージシャン名を答えても相手が知らない可能性が高いと思った上、この質問にはある狙いが隠されているように感じられたからだ。それはずばり、私の年齢への探りである。どんな音楽を聴いているかで、その人の年齢をある程度推測できるように思われた。私はそこを曖昧にすべく、「80年代、90年代の洋楽ですよ」と幅を持たせた返事をした。

 周囲が自分の年齢を知りたがっていると思うなんて、自意識過剰だと思われた向きがあるかもしれない。しかし、女性が圧倒的に多い職場に身を置く立場からすれば、同僚の男性の年齢は、一つの関心事、おしゃべりのネタになっていると私は感じている。女性が抱く「あの人(男性)は一体どういう人?」という疑問の入り口に、“年齢”が存在するのである。

 断続的に2年以上通っている今の職場で、私は誰にも年齢を明かしたことがない。口にしても何のメリットもない歳になったのだから、あえて言う必要性を感じないし、独身じゃないから女性陣の年齢にも特段興味はない。「お互いに歳を知る必要はないよね(もうそういう歳だよね)」というところで、ひとり心の中でバランスをとっているつもりである。

(2016年11月20日記)

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