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2016年11月26日 (土)

東京・中野の街に思う

 ほぼ一年ぶりに中野の街に降り立った。仕事があったからである。昔数年間住んでいた街で愛着があるが、引っ越ししてから後、大学のキャンパスが出来たり、大企業がオフィスを構えたりで、さらに賑やかになった気がした。駅の北口を出て真っ直ぐ進むと『サンモール商店街』に入るが、懐かしさを求めてあちこち目をやって、お店に入れ替わりに気付くと、賑わいのなかに哀愁を感じたのだった。

 
一日を過ごした中野を離れる時は、妙なことを思った。若者が増えて活気溢れる街となり、それはいいことだろうが、頭に浮かんできたのは、ここが勉学に適した街なのだろうか、という疑問である。中野はあまりに都会で、楽しいこと、美味しいもの……と何でも揃っている。ここで学んで社会に出た後、これほど心地よい環境で仕事に従事できる可能性は相当低いのでは、と思ったのである。

 かなり古い考えかもしれないが、若いうちは苦労が多かったり、貧しかったりした方が、後々の人生を楽しめる余地が多いのではないだろうか。恵まれた環境で学生時代を送り、就職してから見知らぬ土地や発展途上国に赴任させられたとして、その境遇を前向きに受け止められるのだろうか、と思う。

 
以上、中野の街を懐かしみながら感じた、壮年世代のお節介な心配事であった。

(2016年11月26日記)

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