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2016年11月25日 (金)

残業のさじ加減

 派遣社員として仕事をしていて、その日の午後急に、「残業に協力してほしい」と言われたらどうするか。今日はそんな話である。

 私の職場である日、夕方四時前にそんな話が持ち上がった。最長で2時間の残業してほしいという突然の協力依頼だったので、同僚の人たちはどうするのだろうと思っていると、面白い結果が出た。どうしても定時で帰らないといけない人が一人いた他は、全員が“1時間の残業”を申告した。示し合わせたわけではないのに、である。

 皆、急な話で戸惑ったに違いない。私も体調が今一つで、最初は断ろうと思った。が、そのうちに「少しだけ協力しよう」という気になった。“満額回答”(2時間の残業)はできないが、“ゼロ回答”(残業しない)というのも味が悪いので、ほんの少しお付き合いすることにした、というわけである。

 同じ職場で仕事をしていると、阿吽の呼吸というか、働く者同士、落としどころが似通ってくるのかもしれない。おそらく皆、同僚の“1時間の残業”を頭の中で予想したのだ。今後も同じような要請があれば、今回のことが強固な先例となって、当たり前のようにやはり1時間の横並び回答になるに違いない。私は「もっと長く残業してもらうには、依頼する側の方でひと工夫要るようになったな」と思いながら、静かに職場を後にした。

(2016年11月25日記)

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