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2016年11月15日 (火)

転機到来!?

 こういう経験は人生でもう二度とない気がする。11月某日、派遣社員として働きに行っている職場でのこと。その日はたまたま残業があり、一日の締めを行なっていた私は、他の派遣社員よりも少し長く職場に残っていた。それが終わって部屋を出て、ロッカールームでいつものように帰り支度をしていたところ、職場の責任者に呼び止められた。そして、こう話しかけられた。

「柏本さん。ちょっと伺いたいのですけれど、今まで派遣社員として来て頂いていますが、契約社員というのはどうですか?」

 こんな話が、ロッカールームで突然始まったのだから私は面食らった。もう同僚の派遣社員の姿は見えなかったので、周囲に気を遣う必要がない状況ではあった。責任者が言うには、これまで業務の繁忙期に合わせてスタッフの募集をかける度に、私が応募してきているので、それならいっそ、今のチームで雇用契約が数カ月(自動更新)の契約社員として働いてはどうか、ということであった。

 素直に有り難い話である。すぐに頭に浮かんだ質問-「他にも結構長い期間ここでお世話になっている派遣社員が何人もいますが、どうして自分なのでしょう?」-を私が口にする前に、責任者の方が先手を打って説明を加えてきた。

「以前柏本さんに他のチームの応援に行ってもらった時、そこでの仕事ぶりも評判が良かったですし」

 この時の仕事は、厳密に言えば、派遣契約の就業条件で明示されたものではなかったのだが、突発的に生じて依頼された他チームの業務も、私は嫌な顔ひとつせず柔軟に「やりますよ」と引き受けてきた経緯がある。例えばその一つに、次のような “力の要る軽作業”があった。

 他のチームが業務で使用する大量の消耗品(段ボール詰め)がトラックで届いた時のこと。応援を頼まれて、ビルに横付けされたトラックまで行き、その荷物を台車に乗せてビル内に運び入れるのを手伝った。運送会社の人がまず、その荷物の移動をトラック内でやっていたのだが、一人だけでは効率が悪かったので、私は自分からトラックの荷台に駆け上がって、乗せやすくするよう台車近くまで荷物を移動させた。そのチームの人たちがトラックの横でただ待っているなか、私は“別チームで働く派遣社員”という部外者ながら、力仕事を自ら買ってでたのである。

 こうした“突発業務”が過去に何回かあって、それに協力してきた私について、そのチームの人たちが「あの人いいね」と言っていると、責任者から聞かされたことが二度ほどあった。派遣契約で定められた本業以外での仕事ぶりへの評価が、ロッカールームの話の裏にはあったことが分かってきた。私が「他のチームでも貢献を期待できる人間」と見られたようだった。

 契約社員という思わぬ打診を受けた私は、即答をしなかった。「検討させて下さい」と答えたところ、「回答に特に期限はありません。もし断ったとしても今まで通り仕事を続けてもらえばいいです」とのことだった。直感的に「決して悪い話ではない」と感じ、即受けようとも思ったが、落ち着いてじっくり考えることにした。契約社員の権利や義務といった、労働法的な側面での知識も持ち合わせていなかったためである。その責任者に「契約書のひな型のようなものは頂けますか?」と聞いたところ、「渡せないが何でも質問があれば答えられます」という返事だった。

 今日のところはここまで。以上、変哲もない日常に突如舞い降りてきた“転機到来!?”の話である。

(2016年11月15日記)

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