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2016年11月 6日 (日)

職業を探る巧妙な質問

 今日あった単発の仕事の現場にて。今まで何度かペアになったことのある男性と、少し時間ができた時に雑談をしていた。私はプライベートなことは自分から話さないし、人のことを進んで聞こうともしない人間である。従って、相手が話好きの人ならば、会話の主導権は相手が握るようになることが多い。この男性は“話好き”のタイプであった。

 男性は私の“職業不詳”に以前から疑問を持っていたのかもしれない。この日初めて、私の平日の仕事について質問してきた。が、「お仕事は何を?」とは聞いてこなかった。もっと巧妙な次の質問を投げてきたのである。

「職場(の場所)はどちらですか?」

 見事だなあと思った。仕事が何かをストレートに聞くのではなく、まずは場所から聞いて、外堀を埋めようとしているのだ。この男性、数度ペアを組んだ経験で言えば、仕事が非常にできる人という印象であった。そういう人だから、巧い聞き方ができるのだなあと合点がいき感心した。

 もっとも、質問の仕方に工夫があったからといって、私が胸襟を開くわけではない。さらりと「特定の仕事は持っていません」と答え、フリーランサーらしいと理解してもらったところで、この話題は終了した。私がこの男性に職業を聞き返すことをしなかったため、乗り気でないと思われたためかもしれない。私は黙ることで、最後の最後に会話を終わらせる主導権を握ったのである。

(2016年11月6日記)

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