« 体裁の重要性 | トップページ | 優ちゃん »

2016年10月 1日 (土)

景品は届いたけれど……

 普段から私は、コーヒーをよく飲む。朝目が覚めたらまず一杯淹れて飲むのが、長年の習慣になっている。もう十年以上も前からになろうか、あるコーヒー販売会社の豆を買った際に、パッケージに付いているクーポンを捨てずにとってきた。

 
ある時妻に、「クーポンが急に使えなくなることがあるかもよ」と言われ、ネットで調べてみた。幸いキャンペーンはまだ継続中で、クーポンの合計点数に応じて景品をもらえることが分かった。早速、応募用の封筒とクーポンを貼る台紙をネットからダウンロードして印刷、送る準備をすることにした。

 
台紙をよく見ると、「今後、製品、キャンペーン、アンケート等のお知らせを希望しますか?」という質問が記載されていた。現在はこの会社のコーヒー豆を購入するが減っていたので、「希望しない」を選択した。そして、今回限りの応募だと思って、クーポンを入れた封筒をポストに投函した。関心は景品以外にはない。

 3週間ほどして、申し込んだ景品が郵送されてきた。そこまではよかった。ところが別便で、『次回申込書』などの書類が送られてきた。これには正直、いい気分がしなかった。というのも、その書類には私の住所、氏名の他、“お客様番号(ID)”と“パスワード”が印刷されていたからである。しかも、《あなた様の「お客様番号(ID)」と「パスワード」を記載してありますので大切に保管してください》というご丁寧な一文まで記されていた。


 私は貯まっていたクーポンを利用すべく(景品が欲しくて)、応募しただけなのだ。なのにこの会社は、“お客様番号(ID)”と“パスワード”を勝手に付した上で、それを「保存するように」と伝えてきたのだ。私はそんなこと全然お願いしていないのに、である。


 これは顧客志向とは言えないやり方だろうと思う。顧客志向の大切さは、随分前から産業界で言われてきたことである。過度の一般化は禁物だが、及第点がつく企業は実は少ないのかもしれない。私は使うあてのない上記の書類を、家でシュレッダーにかけた。後は、この会社の中で顧客として登録された私の個人情報が誤って外部流出しないことを願うばかりである。

(2016年10月1日記)

« 体裁の重要性 | トップページ | 優ちゃん »

企業経営」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/573382/64293952

この記事へのトラックバック一覧です: 景品は届いたけれど……:

« 体裁の重要性 | トップページ | 優ちゃん »