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2016年10月 3日 (月)

日本将棋連盟のホームページ改訂に思う

 比較的最近のことだが、私が毎日のように訪れている日本将棋連盟のホームページがリニューアルされた。といっても、事前に知っていたわけではなく、ある日突然、今まで見たこともないトップページがパソコンの画面に現れて面食らったというのが本当のところである。

 こういうものは慣れの問題があるからある程度仕方がないが、なかなか見たい情報まで辿りつけないというのが新しいホームページの印象であった。私だけ使い勝手がいまいちと感じているのかなと思っていると、9月27日付で、『公式Webサイトに関するお詫びとお知らせ』と題する文章がホームページに掲載された。そこには次のような記述があった。

《このたび日本将棋連盟では、将棋初心者の方にも分かりやすいサイト作りのために、Webサイトをリニューアルいたしました。しかしその結果、一部記述の間違いや不具合が出てしまっている状況です。将棋ファンの皆様、関係者の皆様にはご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。》

 これを見て私は、「やはり、多くの将棋ファンが似たような感想を持ったのだな」と感じた。《分かりやすいサイト作り》をしたとはいっても、従来のホームページに慣れ親しんだ一部のファンには、逆に違和感を持たれる事態を招いてしまったということである。

 使い勝手以外に、私には気になる箇所があった。それは、以前よりデータの情報量が落ちている部分が見られたことである。例えば、『今年度棋士成績・記録』というコーナーに『勝率ランキング』というデータが載っている。ここには以前は、棋士名と勝数・負数・勝率の3データがあったのに、リニューアル後は棋士名と勝率のデータしか載っていない。こうなると、勝率をはじく元の数字、つまり何勝何敗なのかが一目では分からないのだ。現時点でランキング1位に、勝率10割を誇る棋士が一人いるのだが、調べると成績は2勝0敗。つまり、対局数が非常に少ないため計算上トップの座にあるのだが、それは『勝率ランキング』だけでは読み解けない作りになっている。

 私のように、将棋ファンの中には棋士や棋戦のデータの動きを楽しんでいる人は少なくないはずである(身近で言えば妻がそうだ)。だから、サイトの分かりやすさを追求したからといって、質を落としてしまっては、コアなファンが離れていく恐れがあると思う。先の『公式Webサイトに関するお詫びとお知らせ』には、《皆様方におかれましては、貴重なご意見をいただきありがたく存じます。現在、ご意見やご指摘をお受けし、大至急で修正しておりますことをお知らせいたします》とも書かれていた。サイトの運営担当者は今頃きっと対応に追われているに違いない。暫くは静観して、改善されるのを待とうと思う。

 そういえば私自身、自分のホームページはもう一年以上更新せず放置してしまっている。だから、人のことをあれこれ言う資格はないと言われればそれまでである。尤もこちらは、純粋に更新する気があるかどうかという気持ちの問題だと認識している。今の私は「ブログによる自己表現で十分」と満足しているのかもしれない。

(2016年10月3日記)

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