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2016年10月22日 (土)

感じのいいユーモア

 “秋休み”が終了した。一カ月ほどのんびりした日々を過ごしていたのだが、今まで何度か仕事をしている企業から、派遣会社を通じて募集があったのでエントリーをし決まったのだ。今週半ばの出勤日初日、その職場に着いて、私のような者がすんなり採用される理由を実感した。派遣スタッフ向けの30分ほどのコンプライアンス研修が終わると、早速業務開始である。仕事の勝手が分かっているから、マニュアルいらずで即戦力で働いてもらえる、というのは大きいに違いない。

 さて、朝一番、その職場の責任者から入室カードを受け取った時のこと。私が「また今日からよろしくお願いします」と挨拶をした瞬間、笑みを浮かべた責任者の口からこういう言葉が返ってきた。

「はじめまして」

 私はつられて笑うとともに、いたく感心した。これまでに山ほど顔を合わせて仕事をしてきたため、お互いに忘れているはずがないのである。それを、とても丁寧な所作の演技付きで「はじめまして」ときたものだから、私は「また余計なストレスなく仕事ができそうだな」と好感触を持った。

 職場で要職に就いている人には、こういうユーモアセンスが必要ではないかと思う。リーダーは、高い目標を掲げて、生産性の向上と長時間労働のミックスでそれを達成しようとするばかりが能ではない。結局、働いているのは、感情を持った人間なのである。働く者の心に、良い感情が生じるように行動するのは、優れたリーダーに求められる条件と言っていいのかもしれない。

(2016年10月22日記)

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