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2016年9月15日 (木)

派遣スタッフの扱い方

 社員Aさんの人選ミスをやり玉に挙げたが、私が13日のブログで《「派遣スタッフが前作業をやった方が早い。自分なら3倍のペースでやれるのに」と思った》と書いた裏には、「もっと私を引き上げて使ってもいいではないか」という私心がなきにしもあらずであった。その一方、Aさんの側に立った考え方も見当たらないわけではない。Aさんが特定のスタッフを重用しようとしないのは、派遣スタッフを“同等に扱うべき戦力”と見ているからだろう。なにしろ、全員を同額の時給で雇っているのである。

 これと対極の考え方は、正社員の処遇に見い出すことができる。辣腕経営者として米ゼネラル・エレクトリック社(GE)を率いたジャック・ウェルチ氏はかつて、「スタープレーヤーとダメな社員を明確に区別して処遇せよ」という趣旨のことを公言し、実践していた。アメリカほどドラスチックではないにせよ、日本でも民間企業では正社員にメリハリの効いた差をつけるのは当たり前になっている。

 使う側からすれば、派遣スタッフは結局のところ、頭数が殆ど全てと言っていいだろう。「15日は◇人、翌16日は△人・・・」と、人数が戦力を測る基準になっているのだ。「XさんはYの仕事に慣れていて早い」といった個々人の力量はある程度正確に把握されているかもしれないが、それは必ずしも仕事の割り振りに反映されないものである。なにしろ、全員を同額の時給で雇っているのである(←再掲)。

 スタッフの得手不得手に応じて、仕事の割り振りに明確な違いを出せば、一部のスタッフから「時給に差をつけるべき」という“正論”が発せられかねない。そうした面倒な事態も考えると、Aさんの適当さも理解できないわけではない。が、それは平時において通用する考え方であろう。業務が超多忙な非常時には、「スタッフは平等に」という原則論に固執する必要はないのではないかと私は思う。

 以上、ここ数日、仕事のジャンルから思うところを真面目に書いてみた。明日は不真面目へと転じてみたい。妻も出番が待ち遠しくて、うずうずしているに違いない。

(2016年9月15日記)

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