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2016年8月15日 (月)

SMAP解散報道で感じたこと

 夜遅くにテレビを見ていると、「SMAP解散へ」というテロップが流れてきた。突然のことで驚いたが、解散そのものについては以前から取り沙汰されていたから、意外感はなかった。それよりも、このニュースには色々と考えさせられた。

 SMAPはアイドルグループだが、音楽バンドの解散にはパターンがあるらしい。RCサクセションを率いた忌野清志郎さんが、生前こんなことを仰っている。


《昔、プロダクションの社長の奥田さんに「バンドが分裂する原因はカネか女のどちらかしかない。それだけは気をつけろ」って何度も言われた》

(『ロックで独立する方法』(2009年発行、忌野清志郎著、太田出版))

 なるほど、SMAPはバンドではないからこのパターンにはならなかったのか……と、一人で変な合点をした。今回の解散発表は、収束したかに見えた事務所独立騒動の延長線上にあるが、メディア報道に載っているSMAPの現在の人間関係図では、中居-木村間には確執が、香取→木村には不信感があると描かれている(敬称略)。お金や女性を巡るゴタゴタではなく、純粋に人間関係がこじれているのだと外野から見ても理解できる。

 25年、いや28年という長い付き合いともなれば、相互に良いところも悪いところも、好きなところも嫌いなところも露わになっているに違いない。そういう中で、我慢できない部分が出てくれば、全員が気持ちを一つにして一緒に仕事をすることなどできなくなるだろう。このあたりは、華やかな世界に身を置くスターでなくとも、同じ人間としてよく分かる気がする。

 残念なことは、大抵の場合、一旦こじれた人間関係は元に戻らないことである。別れた夫婦がよりを戻して再婚することが珍しいように、一度“好き”が“嫌い”に変わると、それを再び“好き”に転じさせるのは極めて難しい。今回も例外ではないと思う。

 報道ではまだ、《確執》や《不信感》の詳細及び当人の具体的な感情までは明らかにされていない。が、年末の解散が決まってしまった以上、後は推移をそっと見守るのがよいのだろう。国民的アイドルグループとはいえ、大勢の人がメンバー5人の心の中を強引に覗きたがるような野次馬的好奇心は、疲れ切ったメンバー、そして悲しんでいるファンをさらに傷つけることになる気がする。

2016年8月15日記)

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