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2016年7月 1日 (金)

ストレスへの対処法

 NHKスペシャルで『第1回 あなたを蝕むストレスの正体』(6月18日放送)、『第2回 ストレスから脳を守れ』(6月19日放送)を観た。私自身は現在、大きなストレスを抱えているわけではないのだが、昔からこういうテーマには関心があって、録画してあったのだ。

 この中で、《今世界で、ストレスを減らすためのあるプログラムが広がっている。欧米の名だたる大企業が次々に導入。学校でも、そして刑務所のような場所でもこのストレス解消法が使われている。最新の脳科学でも驚くべき効果が実証されたこのプログラムとは?》と、紹介されたものがある。それは、『マインドフルネス』と呼ばれる、坐禅や瞑想により“今”に意識を集中させる療法である。

 
私はマインドフルネスについて、少しばかりかじったことがある。それは読書からの知識で、例えば『ポジティブな人だけがうまくいく31の法則』(2010年発行、心理学者・バーバラ・フレドリクソン著、日本実業出版社)、『悲しむのは、悪いことじゃない』(2012年発行、香山リカ著、筑摩書房)、『デジタルデトックスのすすめ 「つながり疲れ」を感じたら読む本』(2014年発行、米田智彦著、PHP研究所)にマインドフルネスに関する記述があった。

 私が専門家の指導を受けず、安直に頭だけで吸収しようとしたせいかもしれないが、結論から言うと、マインドフルネスは私には定着しなかった。何となく日常生活でストレスを感じている場合には効きそうに思えたが、発生源がはっきりしているストレスについては、そこに切り込まないと不十分だ、と私が考えているためだったと思う。つまり、発生源を除去したりそこから距離を取って離れないと、根本的にストレスは減らないのではないか、ということである。

 現代社会では、人間関係がストレスの最大の要因だと私は理解しているが、DV(家庭内暴力)の夫との離婚を決意した女性が書いた次の文章は、ストレス対処法の核心をついていると思う。やや特殊な例を挙げたかもしれないが、人間関係から来るストレスは、我慢したり克服するばかりが対策ではないことを示している一文と言えよう。

《私は、「誰と一緒にいるか」という点は、人生の中で妥協してはいけないのだと考えるようになった。健人と離婚することを固く決意していた》

(『解毒 エホバの証人の洗脳から脱出したある女性の手記』(2016年発行、坂根真実著、角川書店))

(2016年7月1日記)

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