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2016年7月14日 (木)

妻でよかった

 ある仕事の現場でのこと。女性(既婚者)が重たい段ボールを抱えて運ぼうとしていたので、私は深く考えずにすぐ近くに行き、「持ちますよ」と両手を伸ばした。すると彼女は、「自分で持てるものは持ちますから」と言って、私が手伝うのを受け入れなかった。

 私はこのシーン、過去にもあったことを思い出した。彼女は見た目が綺麗ないい感じの人で、私は個人的に話しかけたくなるタイプだったから、この日進んで手伝う意思表示をしたのだが、以前も同じような受け答えをされた苦い記憶が蘇ってきた。彼女には、男性に余計な手伝いをされたくない、といった考え方があるのかもしれない。

 この日の些細な出来事で、私は二つのことを強く思った。一つは、もう彼女には自分から話しかけないようにしよう、ということである。親切心ながら相手の嫌がることをして、自分の感情が傷つくことほど愚かなことはない。私の行為だけでなく、私という人間が彼女に嫌われているのかもしれない。ならば、近づかないのが最善である。向こうが話しかけてきた時に初めて対応すればよい。そういう態度で彼女がどう感じるかは、彼女の問題である(そもそも何も感じない可能性もある)。

 二つ目は、私の結婚した相手が妻でよかった、ということである。見た目ばかりに心を奪われて彼女のような女性と結婚していたならば、私は結婚生活の様々な場面でぶつかっていただろうと思う。これは、夫婦における価値観・性格の一致・不一致や相性の良し悪しという捉え方をされがちな問題だが、「今の妻で本当によかった」とつくづく思った。これはのろけではなく、本当の気持ちである。

(2016年7月14日記)

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