« 雇用条件が引き下げられる話 | トップページ | 私と妻の気掛かり »

2016年6月 2日 (木)

雇用条件が引き上げられる話

 面白いもので、昨日とは逆に、条件が引き上げられるような体験もした。別の派遣会社でのこと。ある仕事に応募して採用の回答を待っていると、数日して「最近、仕事の現場が増えてきたため、○○○ポストのスタッフが不足しています。そこで、経験豊富な皆様に、○○○業務のご協力を頂きたく……」という、思わぬメールが返ってきた。

 これは大変そうなポストに見えて少し躊躇したが、雇用条件が当初の『時給:Y円』から『時給:Y円+300円』へと良くなっていたため、気を良くした私は好感し、この話を受けてもよい返事をした(時給が下がっても上がっても引き受けようとする私は、意外と融通無碍な人間かもしれない)。

 この派遣会社の“変心”は、決して私が高く評価されていることを意味しない。昨日の引き下げのエピソードと共通するのだが、要は労働力の需給を反映してのことである。人手に余剰感が出れば雇用条件は悪化の方向へ動き、人手が逼迫すれば雇用条件は良くなる方向へ振れる。それが端的に現れた事象にすぎない。そして、ここで大切な確認事項は、短期で働く人の待遇は、こういう外的要因(変化)に大きく左右される構造の中にある、ということである。

 暫くして、件の派遣会社から採用の通知が来た。中身を見ると、ポストは当初と変わらず、『時給:Y円』のままであった。○○○ポストには、誰か他の人がアサインされたということだろう。「こんなことなら、最初から期待を持たせるオファーをしないで」と言いたくもなったが、世の中自分の思い通りに事は運ばないものであるから、不平不満まで抱いてしまうのは筋違いというもの。私もそこはさすがにわきまえているつもりである。

(2016年6月2日記)

« 雇用条件が引き下げられる話 | トップページ | 私と妻の気掛かり »

社会全般」カテゴリの記事

職業観・勤労観」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/573382/63712680

この記事へのトラックバック一覧です: 雇用条件が引き上げられる話:

« 雇用条件が引き下げられる話 | トップページ | 私と妻の気掛かり »