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2016年6月12日 (日)

いつになく攻撃的な私

 人身事故で電車が止まった9日の夕刻、妻と私は首都圏近郊の某駅構内で落ち合って、改札を出ることにしたのだが、その際ちょっと面倒なことが起きた。妻はそこが乗車駅で、回数券を使って入っていたため、それを取り消してもらう必要があった。そのため改札に向かったが、すでに長蛇の列ができていた。ダイヤの乱れで、何かしら手続きが必要な人たちに違いなかった。

 妻はその列の最後尾についた。私が辺りを見回すと、案内係とおぼしき女性駅員の姿が目に入った。「長蛇の列に並ばずに済む方法はないものか、一応聞いてみよう」と思って近づくと、他にも質問者が集まってきていて、女性駅員の前にも小さな列ができてしまった。私は2番目の順番で待つことになった。

 すると突然、どこからともなく背の高い中年男性が近づいてきて、その駅員に後ろから話しかけてきた。割り込みである。私は殆ど反射的に、彼を遮るべく大きな声を発していた。

「順番に並んでますよ!」

 
普段の私ならば、行動を起こす前に、善悪とか損得とかその先の展開とかをじっくり考えるのだが、この時は違った。考えるよりも先に、「順番に並んでますよ!」と抗議していたのだ。その男性は、私に気圧されたのか、質問の言葉を繋げられずに、すごすごと列の後ろについたのだった。

 
私の心に“してやったり”感は生まれなかった。それはなぜかを振り返ることにした。私の中で、その男性の“人物分析”は始まってもいなかった。もしも彼が喧嘩早かったり、癇癪持ちであったら、言い争いになったかもしれない。そう思うと、なぜ私がいつになく攻撃的になったのかは、自分でも不思議である。「正義感が強かったから」と格好良く言いたいが、本当のところは「早く改札を出て美味しい刀削麺を食べたかったから」かもしれない。

(2016年6月12日記)

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