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2016年6月21日 (火)

一生に一度の光景

 私の今住んでいる地域には警察学校がある。近くを歩くと、若者が規律正しく訓練している声がよく聞こえてくる。なんとなくその辺り一帯は、ピリリとした空気が普段から張り詰めている感じがする。

 そんな場所を、私はしばしば自転車で通りがかる。行きつけのスーパーがあるためで、今月某日も、買い物をしに警察学校の正門の向かい側を走っていた。すると、その正門のすぐ前を、柴犬を連れた男性がさしかかったのが目に入った。どこにでもある散歩に見えた。

 ところが、柴犬が急に立ち止まった。そして腰を落とし踏ん張り始めたのである。連れていた男性は落ち着いた様子で、もうビニール袋を取り出そうとしていた。その場所は正門の真ん前で、人の出入りに目を光らせている守衛室の目と鼻の先であった。

 
私はこの“絵”が可笑しくて仕方がなかった。威厳漂う警察学校の正門の前で、犬が平然と用を足そうとしている。飼い主はその後始末の準備をし、守衛室に詰めている警察関係者が咎める様子もない。自然の摂理だからどうしようもないが、犬が場をわきまえずに平然と“やろうとしている”のがとにかく可笑しかった。

 
自転車で通り過ぎながら、「これは一生に一度の光景だろう」と思った。縁起がいいかもと思い、何か幸運なことが起きる予兆ではと期待したが、今のところ何も起きていない。家に帰ると、テンション高く早速に妻にこの土産話をした。が、それで終わったまま。「一生に一度の光景」なのだから、自分は“何かを持っている”運のいい人間に違いないと思いたいのだが、具体的にそれがどういう運なのかまだ掴めていないのが残念である。

(2016年6月21日記)

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