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2016年5月31日 (火)

たかが髪、されど髪

 最近、一つ生活習慣を変えた。毎日の洗髪を、二日に一回に変えたのだ。もちろん、これにはきっかけがある。『医者に殺されない47の心得』(近藤誠著、アスコム)という本を読んだのだが、その中の【心得35】「石けん、シャンプーを使わないほど、肌も髪も丈夫になる」に、次のようなくだりがあった。

《作家の五木寛之さんと対談したとき、いちばん聞きたかったのは「数か月に一度しか髪を洗わないというのは本当か」ということでした。

「本当です。昔は盆暮れだったけど、まわりから「そりゃひどい」と言われて春夏秋冬に1度ずつになって、最近は1か月半に1回は洗っています。僕は『路上生活者にハゲ頭なし』という真理を発見しました」とおっしゃっていました。

 論より証拠で、五木さんの頭髪は、80歳にしてフサフサです》

(『医者に殺されない47の心得』(2012年発行、近藤誠著、アスコム))

 私は五木寛之さんの風貌を思い出して、自分も早速見習おうと思った。もっとも、1か月半に1回の洗髪は自分の衛生感覚ではちょっと不潔に思え、妻の猛反対も予想されたから、「洗う頻度を今までの半分にしてみよう」と考えたのである。

 今はまだ過ごしやすい季節だから、困ったことは全く起きていない。それで、汗を大量にかく夏場を上手く乗り切れるかが正念場だと思っている。ちなみに、私の頭はまだ地毛で覆われており、かつストレスを極力回避する生活を心がけているので、“ハゲ頭”になる心配はしていないのだが、妻は私の“将来”を楽しみにしているらしく、時々自転車で外出している私に次のようなメールを送ってくる。

「今日は風がきついね。ズラは飛んでないズラか?」

 これに対し「まだズラとちゃうわ!」と私は返すのだが、内心では「見てろ~!」と、黒髪白髪を問わず毛根の奮起を促す気持ちになるのである(主人の思いは毛根には伝わらないだろうが)。

 先の本の著者、近藤誠さんは医師だから専門的見地から見解を述べておられるのだが、素人考えで言っても、頭皮はシャンプーなどつけて洗いすぎない方が、つまり自然に近い形で放っておく方が、髪は残りそうな気がする。二日に一回の洗髪で、自分の身体(頭)で実験してみて、十年後、二十年後に同年代の友人・知人と会った時にどう感じるだろうか……その時、“負け”を確信して会いたがらない自分になっていないことを祈るばかりである。

(2016年5月31日記)

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