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2016年5月 4日 (水)

忘れられない味

 昨日は若い女性の料理の腕について触れたが、“上から目線”ととられては嫌なので、バランスを取って自虐エピソードも書いておこう。先日、妻に宣言した上で、初めてのメニューに挑戦した。といっても、大層なものではない。いなり寿司である(年をとると、たまに酸っぱいものが食べたくなるわけですね)。

 レシピに忠実に、油揚げを油抜きして、口を丁寧に開け、調味料とともにお鍋で煮るところまでは順調であった。次に、酢飯を作ろうと、炊飯器から炊き立てのご飯を釜ごと取り出したところで躊躇した。その釜の中で酢飯を作るか、ボールにご飯を取り出して酢飯を作るか、で手が止まったのだ。

 妻に相談してみた。するとあっけなく、「どちらでも。釜でもいいんじゃない?」という返事。食後の洗いものを増やしたくなかったので、そのまま釜で酢飯を作ることにした。ここで“事件”が起こった。本来なら先にお酢と砂糖と塩を混ぜて寿司酢を作るべきところ、お酢を釜の中のご飯に直接かけてしまったのだ。入れてすぐに、「しまった」と気づいた。しかし、時すでに遅し。後から砂糖と塩を入れても、うまく溶けて混ざるわけがない。

 妻に通報してみた。するとあっけなく、「お湯を加えるしかないんじゃない?」という返事。言われた通りにやってみる。それで、何とか溶けるには溶けたが、酢飯がベチャベチャになってしまった。出来上がりは、いなり寿司を大きく離れ、“お酢入りお粥の油揚げ包み”となった。晴れて『噂の東京マガジン』のTry娘の仲間入りである(おじさんだけど)。あまりに不味すぎて、忘れられない味となった。

(2016年5月4日記)

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