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2016年5月 5日 (木)

料理がつらいと思う時

 しつこいようだが、もう一日料理の話。料理をすること自体苦にはしない私だが、ここ半年ほどの間に一度だけ、つらいと思ったことがある。日中に気分が悪くなっていって、何も食べたくない、食べ物を見たくもないという感じになった。しかしその日は、妻は外出していて、夕食の準備を私がすることになっていた。この時は本当につらかった。

 あまり世の男性は強く実感したことがないかもしれないが、主婦が食事を作る大変さの一つにこれがあるのではないか、とその時思った。日に三度の食事のメニューを考える大変さ、食材を揃えて調理する大変さはもちろんのこと、自分の体調がすぐれない時にも家族のために作らないといけない大変さがあるのだ。

 気分が悪く食欲もないのだから、調理の途中で味見などする気もしない。それでも私は何とか頑張って夕食を用意したが、その時何を作ったかはもう覚えていない。「主婦って大変なんだな」という思いとともに、つらさばかりが印象に残った体験だった。

 「会社勤めをしている身だってつらいぞ」と言う向きもあろう。ちょっとしんどいからといって、仕事を休めない点は似たようなものだ。しかし、私が体験した料理の場合、炒める・焼く・煮るといった眼前の工程が必ず伴い、見たくない食材を見て、身体が受け付けたくない匂いが鼻まで来るから、逃げようがないところがある。この点、自分でペースを考えて緩急をつけられる仕事とは少し違う気がする。

 基本的には好きではないが、こういう体調不良の時のために、冷凍食品やインスタント食品があるのではないかと私は思った。どうしてもしんどい時は、家族に「今日は作れない、ゴメン」と白旗をあげて、こうした食品に頼ればいいのだ。そんな単純なことに気付いたのは、食事が終わってからであった。

(2016年5月5日記)

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