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2016年4月25日 (月)

信じられない破局

 19日夜のこと。週刊誌を読んでいた妻が突然、「えー!」と大きな声をあげた。何事かと思って聞くと、囲碁の井山裕太六冠(当時)が離婚していた、というのである。『週刊文春』2月18日号を見て驚いたので、このニュースを知っている人からすれば「何を今さら」と言われそうだが、我が家では約二ヶ月遅れで知って仰天したのだから仕方がない。

 井山裕太六冠は囲碁界のスーパースターで、奥さんは将棋の女流棋士・室田伊緒さんだった。囲碁界と将棋界のカップル誕生というのはたまに見られるようだ。お互いに勝負の世界に生きていることから、気持ちを分かりあえるところがあるのだろう。以前、お二人が夫婦でテレビに出ていた時の様子を私は覚えている。碁盤と将棋盤が新居の部屋に並べて置かれてあって、それはそれはとてもいい感じだった。仲睦まじいとは、このお二人のような夫婦のことを言うのだな、と思ったものだ。

 『週刊文春』によると、お二人は結婚から4年足らずで破局となった。その理由について、井山六冠は《「別れたのは、何か一つの決定的な理由があったからではないんです。二人が徐々に離れていった、という感じで……」》と言い、室田さんは《「そういう感じです。男女トラブル? いえ、そういうことはありません」》という答え。分かったような、分からないような理由である。

 
私から見れば、井山六冠はとても温厚な好青年で、室田さんもとても温和な可愛らしい方である。そんな非の打ちどころがなさそうな二人が別れるというのは、全くもって信じ難い。長年おしどり夫婦として知られていた芸能人が離婚するニュースは時々目にするが、私にはそれをはるかに上回る衝撃であった。

 
どんなにお似合いで素敵に見える夫婦も離婚することがありうる、はっきりした原因がなくとも離婚に至ることがある、と理解しておけばよいのだろうか。“婚活”という珍妙な言葉が人口に膾炙して久しいが、そもそも“運命の人”など信じていない私は、人がどんなに素晴らしい相手と結婚しようと、諸手を挙げて「結婚はいいものだよ!」とは祝福しにくい気がしてきたのだった。

(注)井山さんは今月20日、十段戦5番勝負の第4局に勝ち、囲碁界初の七冠(七大タイトル独占)を達成された。


(2016年4月25日記)

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