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2016年3月 3日 (木)

銀行のセキュリティ対策強化

 日常的に利用している銀行から、インターネットバンキングについてセキュリティ強化を図る旨の通知が届いていたため、対応しなければならなくなった。今までのパスワード(乱数表)が使えなくなり、代えて1回限り有効の使い捨てパスワードに移行するという。スマホを持っている人はそのアプリに表示されるが、私のように持っていない人は送られてくる“カード”(といっても小型の端末)を操作することになるとのこと。面倒を嫌う私は、この際、放っておいてネットバンキング自体をやめようかと思ったが、妻に「それでは困ることがあるんじゃない」と諭されて、しぶしぶ手続きすることにした。

 ネットで“カード”の郵送を依頼したところ、数日で到着した。まず「利用登録をせよ」ということなので、早速やってみたが、意外と簡単に完了した。ここで思い出したことは、海外の銀行にも同様の“1回限り有効の使い捨てパスワード”があることである。私が経験したものも、やはり小型の専用端末を使い、そこに都度表示されるパスワードを入力するタイプのものだった。ただ、その銀行の場合、自分で入力する固定のパスワードが2種類、さらに端末に表示される可変のパスワードが1つあり、計3回入力しなければ振込み等を行なえないから、2回で済む日本の銀行よりもインターネットバンキングのセキュリティ対策は上をいっているかもしれない。

 それにしても、折角インターネットバンキングという便利な方法が定着しているにも関わらず、セキュリティ対策にかかる手間が増えているのは、厄介なことである。「世の中には悪事を働く者がいる」ことが大前提になっているから、犯罪防止・被害防止のための対策強化が善良な人間の貴重な時間を奪っていくのだ。届いた“カード”は絶対に紛失したり盗まれてはいけない上、数年後に“カード”のバッテリーが切れた際には、新しい“カード”を送ってもらう手続きが必要になるだろう。さすがにその頃には、スマホを買っているだろうか……などと先を読んでしまうのも億劫で仕方がない。そう考えると、経済・金融犯罪を犯した者へのペナルティは、昔よりもはるかに厳しいものであっていいと思う。

(2016年3月3日)

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