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2016年2月 6日 (土)

飲み会と食事会の企画到来

 職場で人の会話や動きを観察していると、連絡がなくてもそれとなく分かることがある。先日気がついたのは、食事会の企画が進んでいることであった。慰労会なのか女子会なのか趣旨は掴めなかったが、どうやら派遣スタッフに声掛けしての食事会が開催されるらしい。私は心の中で、日程によらず参加しないことを密かに決めた。

 次の日であったか、案の定食事会への参加意向を尋ねるペーパーが回覧されてきた。候補の日程は二つあり、参加可能日の欄に自分の名前を書くのである(両方の日に書いている派遣スタッフもいた)。不参加を決めている私はちらっと目を通しただけで、隣のスタッフにペーパーを回したのだが、ほどなくして社員の人が「柏本さん、ご予定はいかがですか?」と訊いてきた。私は“軟着陸”するべく、「家に帰って予定を確認してきます」と即答を避けた。

 翌々日。まだ返事をしていないうちに、企画に手が加えられたことが判明した。どちらか一日だけの開催だと、その日が出勤日でない派遣スタッフは参加しづらいことになる。それに配慮して、二日とも開催されることに変わっていた。前の方の日が飲み会、後の方が食事会というたてつけである(日程は変わらず)。この修正された企画をもとに、改めてペーパーが回覧され、私のところに再び回ってきた。

 私は名前を書かずに、そっと隣にペーパーを回した。その様子を見られてはいなかったと思うが、社員の人が私に直接確認しようと近づいてきたので、回答を保留していた負い目を感じていた私は、自分から話しかけることにした。

「すみません。折角のお誘いですが、ちょっと用事があるので“不参加”でお願いします」

「分かりました」

 実は企画された飲み会と食事会は、かなり先の日程である。本当は、二日のうち一日は予定が入るかもしれないが、もう一日は用事も何もない日であった。私は“嘘も方便”を地で行ったわけで、見透かされた可能性は十分あるが、それを承知で職場の空気すら読まずに断わったのには、私なりの考え方があった。明日はその話である。

(2016年2月6日記)

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