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2016年2月24日 (水)

祝!都成竜馬さんの四段昇段

 昨日の深夜、家のパソコンを前に一人で「やったー!」と歓声をあげた。そして妻に大急ぎでパソコンを見に来るように言った。日本将棋連盟のホームページに《新四段誕生のお知らせ》が載っていて、都成竜馬(となり・りゅうま)三段が四段に昇段することが発表されていたためである。

 将棋のプロ棋士の養成機関である奨励会を経て晴れてプロ(四段)になれるのは、全体の約2割と言われている。だから都成さんは、この狭き門を突破したことになる。

 私が都成さんの四段昇段を喜び、ブログでこうして取り上げるのには理由がある。それは、まず何と言っても、将棋界の大スター谷川浩司九段(現日本将棋連盟会長)のお弟子さんという点である。私は昔から谷川さんの大ファンだから、そのお弟子さんも応援する気持ちに自然となっていった。谷川九段自身、都成さんのことを、「“竜”“馬”という将棋の駒が入った名前が素晴らしい」とどこかで述べておられた。それだけ高く買っていて、一方で気にかけておられたというわけである。

 理由の二点目は、“気にかけておられた”に関連することだが、都成さんに年齢制限が迫っていたことである。現在26歳だが、奨励会の規定では原則として《満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段になれなかった場合は退会》となっている。従って、都成さんはかなり崖っぷちに追い込まれていたと言っていい。四段になれば周りから「先生」と呼ばれるが、なれずに奨励会を退会すれば「ただの人」として放り出される天地の差がある。会長の弟子という立ち位置から来る重圧と年齢制限から来る重圧との戦いは、対局相手との戦いと同等あるいはそれ以上に大変だったのではないだろうか。

 さて、今頃は都成さん本人にばかりでなく、師匠の谷川九段にも、お祝いのメッセージが山のように届いていることだろう。弟子のことをもう心配しなくてよくなった谷川九段のホッとした表情と、控え目ながらも内心大喜びしている様子が目に浮かぶようである。本当に嬉しい気持ちになる。

 今後はいつ叶うか分からないが、個人的には、谷川-都成戦という師匠VS弟子の対局を見てみたい気がする(その実現には、都成新四段の大活躍が不可欠である)。胸を貸す谷川九段はやりにくくて嫌がるかもしれないが、将棋ファンも様々であって、タイトル戦ばかりが注目の一局ではないと私は思っている。

 都成新四段!、竜と馬の如く四月から盤上で大暴れして下さい。

(2016年2月24日記)

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