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2016年2月16日 (火)

強風に注意

 もう二ヶ月近く髪を切っていない。冬は特に、髪を切ると寒さが身に堪えるので、つい先延ばしにしてしまうのである。がしかし、なかなかワイルドな風貌になってきたので、先日近所にあるチェーン店のQBハウスに向かった。ところが、店がひっそりとしている。見ると「移転のため暫く休業します」と張り紙がしてあって、切れずじまいで終わってしまった。

 帰宅して妻に、髪を切れなかった報告をする。ついでに、「白髪が増えたから、髪切ったら生まれて初めて染めてみようかな。髪があるうちに」と口にした。すると、即座に返ってきた。

「髪が抜けたら頭にマジックで書いちゃえば!?」

「ちゃうちゃう!そんなんアカン!」と慌てて否定したが、妻の目は笑っていたのだった。

 その後、14日に関東地方で暖かい春一番が吹いた。強風のせいで、空港で飛行機が欠航になったり、湾岸の道路が渡れなくなったほどだった。その日、買い物から帰った私に、実家にいた妻からメールが届いた。

「何かいいものあった?ズラは無事ずら?」

「そうそう、風で髪が飛びそうだった……じゃねーよ!ズラじゃねーし!」

 こう私はメールを返した。まだ髪はそこそこあるのに、妻には何年にも亘りいじられ続けている。本人は「愛情があればこそ」と言うのだ。「風が吹けば桶屋が……」という有名な諺があるが、我が家では「風が吹けば夫がいじられる」のである。これからも毎年、この時期になると、“強風注意報”を忘れずに自分で出さなければ、と思っている。

(2016年2月16日記)

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