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2016年1月 6日 (水)

新年早々に頭を抱えた話

妻の実家で年を越して迎えた元旦でのこと。妻の父(つまり義父)が「これを解くのは結構大変だったよ」と言って、私に携帯電話の画面を見るようすすめてきた。写っていたのは詰将棋である。関西に住む息子(といっても私より年上)がメールで送ってきた問題とのこと。義父曰く、「すぐには解けなかったのでその時は諦めて寝ようとしたが、布団に入っても頭が冴えてしまい、結局解き終わるまで寝られなかった」。

 義父は、近くの将棋センターに通っているアマ四段の実力の持ち主である。私はこれには到底及ばないが、年季の入った将棋ファンなのでやり過ごすわけにはいかない。二十年ぶり位に、真剣に詰将棋に向き合った。「ちゃんとやったら」と妻が居間の隅にあった将棋盤と駒を持ってきたので、二人で並べて本格的なスタートである。

 妻も駒の動きは知っている。それで、私が駒を動かして考えているところに「これはどう?」と入り込んでくる。ところが私は援軍を得ても、10分、20分経っても一向に解けない。私が鮮やかに短時間で解くことを期待していた妻は、私を見限って将棋盤から離れていってしまった。時間は30分を過ぎ、私は義父に降参するタイミングを逸して、独りウンウン唸って考え続けていた。

 《7手詰め、中級問題》と書かれていたその問題が解けたのは、実に1時間近く経った頃である。「こんな手があったか」という初手を発見して義父に伝えると、「正解」と言った表情は、私がとても手こずったためか(?)、とても満足げな感じに映った。

 一応解けてスッキリはしたが、私にはもの凄い疲労感が残った。一方で、もし「解けません」と匙を投げていたならば、将棋ファンとしての自負が揺らいだに違いない。それで、新年早々反省である。

「迂闊すぎた。これからは、安易に詰将棋を解くなんてことはやめよう、お正月はもっとのんびりしなければ」。来年は、携帯電話を向けられたら“要注意”である。

 ちなみにその詰将棋の問題は、考えさせられただけあって、家に帰った翌2日もはっきりと覚えていた。家のポケット将棋盤で再現したので、掲載させて頂きます。興味のある読者の方は、挑戦してみて下さい。持ち駒は“歩”1枚です(プロならひと目で、強い人なら数分で解けるんだろうなあ……)。                           

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(2016年1月6日記)

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