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2016年1月 1日 (金)

クリスマスのお話(その3)

 家に帰って妻にクリスマスプレゼントの話をすると、妻は「聞いて!」と少々憤慨した様子で自分のことを話し出した。その日、妻も職場でプレゼントをもらったという。ところがである。「ここから取っていって下さい」と社員の方から目の前に差し出されたのはクッキーの箱で、クッキーは“スタッフ一人に一つずつ”ということだった。クッキーを箱で貰えると思い込んだ妻と周りのスタッフたちは、「しょぼい」「せこい」と顔を見合わせたという。折角のプレゼントが逆効果である。

 私とは別の会社の話なので、プレゼントが似たような感じになるはずもないのだが、私の職場と妻の職場とで、これほどまでに違いがあるとは思わなかった。妻が可哀想と同情すると同時に、その差がどこから来るのか私には不思議に思えた。

 
ここからは妻の仮説である。妻が働く職場の社員は全員男性だという。だから、「どういうクリスマスプレゼントが喜ばれるか」という女性らしいきめ細やかな視点がなかったせいではないか、という見立てであった。私の職場は圧倒的に女性が多いから、この説明はかなり納得がいく。

 私への報告を終えた妻は、最後にこう言った。

「明日会社に行ったら、「クッキー有り難うございました。家族みんなで分けて美味しく頂きました」って、お礼を言おうかしら」

 妻はユーモアのセンスが素晴らしいが、私のみるところ、時おり発する皮肉も天下一品である。

(2016年1月1日記)

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