« なくすという発想 | トップページ | おにぎらず(下) »

2015年12月17日 (木)

おにぎらず(上)

 14日の晩、妻の仕込みが始まっていた。私が職場に持っていくお弁当用に、翌朝おにぎらずを作ってくれるのである。既にブームになっている(らしい)が、わが家では初めてのおにぎらずということで、妻は準備に余念がない。こういう場合、私は妻が下ごしらえをしている様子を見にキッチンを覗きこんだりはしない。それは野暮なことと思っているためである。

 15日朝、私と同じ時間に目覚まし時計を鳴らして起きた妻は、私が髭を剃っているうちに、キッチンで動き出した。それから、“おにぎらず本”のコピーを横目に見ながら奮闘していたようだが、ラップで包んだおにぎらずを包丁で2つに切って、「あーっ!」と声をあげた。切り口(断面)に、具材として入れたはずのエビカツフライの姿がないというのである。話を聞くと、それもそのはず、妻がご飯で包んだのは2つのエビカツフライであって、包丁はその2つの間を見事に通り抜けていたのだった。私は時々、「料理の見てくれは気にしないよ」と口にするのだが、妻は聞こえているのかいないのか、具材が見えない切り口に暫く不満げであった。

 結局妻は、おにぎらずを計3個作ってくれた(具材はエビカツフライ、牛肉しぐれ、めんたいこクリームチーズ)。それぞれを包丁で半分に切り、片方を私のお弁当用に、もう片方を自分の家での昼食用にした。大抵お昼はパンを食べる私だが、この日は早い時間から初おにぎらずが待ち遠しかった(明日は、食してみての感想を書くことにしよう)。

(2015年12月17日記)

« なくすという発想 | トップページ | おにぎらず(下) »

」カテゴリの記事

生活全般」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/573382/62882925

この記事へのトラックバック一覧です: おにぎらず(上):

« なくすという発想 | トップページ | おにぎらず(下) »