« 「全部見えているから」 | トップページ | クリスマスのお話(その1) »

2015年12月29日 (火)

私も見ていたことがある

 職場の責任者に呼ばれて注意を受けた昨日のSさん、実は私は「さもありなん」という気持ちで見ていた。私もSさんのことを以前からウオッチしていたのである。これには背景がある。

 たまたまだが、ある日私は社員の一人から、派遣スタッフがパソコンで入力したデータをチェックする業務を一手に任された。スタッフ全員が作ったデータの整合性がとれているかを確認する地味な作業である。その過程で私は掴んでしまった。ヒューマンエラーというのは偏っていて、データの誤入力は特定の人に集中していたのである。私はその作業をしながら、「この人たちとペアで仕事をすることになったら気をつけないと」と“要注意人物”を頭にインプットした。その中の筆頭格がSさんであった。

 このように、責任者ばかりでなく、私も「見ていた」ことがあったのだ。データがあれば、見ることができる立場の人は見ているのである。今まで上司や管理者から特にフィードバックがなかったからなどと、侮ったり油断してはいけない。今の企業社会では、仕事ぶりは恐ろしいほどに可視化されていると言っていい。そしてもう、残念ながら昔の鷹揚な時代に逆戻りすることはない。

(2015年12月29日記)

« 「全部見えているから」 | トップページ | クリスマスのお話(その1) »

企業経営」カテゴリの記事

社会全般」カテゴリの記事

職業観・勤労観」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/573382/62951533

この記事へのトラックバック一覧です: 私も見ていたことがある:

« 「全部見えているから」 | トップページ | クリスマスのお話(その1) »