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2015年11月17日 (火)

悩ましい忘年会のお誘い

 先日、携帯に思い当たる節のないメールが届いた。差出人はMさんで、文面には「Mです」としか名字しか書かれていない。後には続けて簡潔に、「○月△日に□付近で忘年会を企画しています。予定はどう?」とあった。他の情報の記載はなしである。

 Mというのはメジャーな名字である。私には知り合いに“Mさん”が複数名いたため、どのMさんからのメールか分からなかった。かといって、お誘いのメールを放っておくのも落ちつかない。このため、私の携帯アドレスを知っていて、私に親しげなメールを打つ雰囲気のある“Mさん”は誰か、を懸命に考えた。「この人に違いない」と思い至ったのは、数時間後のことであった。

 相手が分かったところで、私はちょっと面倒なメールを受け取ったなあと思った。Mさんとは短期の仕事を一緒にしたことが何度かある。お互いに仕事の力量を把握していて、相性の良さを感じた人である。が、Mさんも私も正社員ではなく、たまたま縁あってご一緒した間柄であって、その仕事の本質はアルバイトであった。

 なぜアルバイトという立場で忘年会をやろうという企画が持ち上がったかというと、アルバイト同士の結束を強めることで、今後も発生する仕事を円滑に進めたいという、雇い主たる企業(以下、A社とする)の思惑がある。A社の社員がアルバイトの中のコアメンバーに対して、「いつか飲み会をしましょう」と言っていたことがあるから、今回の忘年会はその発想の延長線上にあるとみていい。

 しかし、と私は思う。アルバイトの仕事は、基本的にはマニュアルに沿って行なう性格のものであって、飲み会等で人間関係を良好にして回していくような仕事ではない。もしA社がお金を出して、慰労会という趣旨でアルバイトを集めて開く会なら理解できるが、単に「忘年会をやりましょう」と言われても、私は困惑してしまう。自分の貴重な時間とお金を使っての会への参加は、“サービス残業”的な匂いすら感じられる。Mさんはアルバイトなのに、今回忘年会を企画する側に立って動いているが、そのモチベーションがどこから来るのか、私には理解できていない。

 この忘年会、最終的に私はどうしたかというと、尤もな説得力の高い理由を付して、お断りメールをMさんに送った。それに対する返信はないから、その後どうなったか(どうなるか)は知る由もないし、今後の私の仕事への影響も見えない。しかしその結果、付き合いの悪さや協調性の欠如等を理由に私がコアメンバーからはずされるのであれば、それはそれで仕方がないと思っている。

(2015年11月17日記)

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