« 正社員はどこに? | トップページ | 水木しげるさんの思い出 »

2015年11月29日 (日)

『頭脳王』(日本テレビ)を観て

 27日の夜、妻に付き合って日本テレビ『最強の頭脳 日本一決定戦!頭脳王』(以下、『頭脳王』)というテレビ番組を観た。私には予備知識がなく、単なるクイズ番組と思いきや、難易度の極めて高い問題と、それによどみなく答えていく大学生の頭に衝撃を受けた。競い合っていたのは、東大、京大、慶大の医学部生らが中心で、超難関大学の中でも上位の学力の持ち主に違いないと推察した。

 私が大学生の時、彼らと対等に渡りあえたかレベルにあったかと考えてみたが、不可能である。『頭脳王』で出題されていた問題は、物理、化学、世界史など、私が受験勉強で選択しなかった科目が多く含まれており、到底太刀打ちできるものではなかった。そもそもあれほどの記憶力を私は持ち合わせていなかった。

 また、大変興味深く思ったのは、テレビに映し出された学生たちの様子である。正答、誤答に一喜一憂せず、一貫してクールだった。穿った見方をすれば、テレビ局側が彼らの知性を際立たせるために“演技指導”していたのかもしれないが、もしあれが自然体の姿であれば、頭ばかりか心の制御もお見事というほかない。

 優勝した東大医学部生(昨年に続き連覇)の“無表情な表情”は、私に色々なことを感じさせてくれた。難問に次々と解答してステージを上がっていく途中、彼はもしかしたら、「自分はこんなことしててしょうがないなあ」とか、「こんなところで運を使っちゃった」とか、「テレビに使われるってこういうことなのか」など、クイズとは関係のない常人離れした思考を密かにしていたのではないだろうか、と勝手に想像したのである。私がテレビで観たものは、異次元の頭脳であったから、収録現場において彼が感じたことが異次元であってもおかしくはない。いや、私の次元で想像できてしまうようなことは、多分“正解”ではないのだろう……。

 振り返ってみると『頭脳王』は、日本の最高クラスの学力というものを一般の人が知ることのできる、刺激的で異彩を放った番組だったと思う。今日は、彼らの頭脳、知性から私が受けた感動がさめないうちに、言葉で残しておこうとペンを取った次第である。来年もこの時期に番組が放送されるのであれば、是非また観たいと思う。

(2015年11月29日記)

« 正社員はどこに? | トップページ | 水木しげるさんの思い出 »

メディア(テレビ・ネット他)」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

教育」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/573382/62796399

この記事へのトラックバック一覧です: 『頭脳王』(日本テレビ)を観て:

« 正社員はどこに? | トップページ | 水木しげるさんの思い出 »