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2015年10月17日 (土)

“ヌケ作”未遂事件

 今月12日(月)の『粋な計らいとその後』で、妻が私に付けたあだ名“ヌケ作”を自虐的に紹介したが、つい先日も“ヌケ作”が登場しかねない危ない未遂事件があった。

 妻より早く家に帰ることになっていた某日、私は晩ご飯のメニューを考えていた。夕方、スーパーに立ち寄ったところ、頭と内臓を処理済みの秋刀魚が生鮮食品売り場で値引きして売られていたので、「そうだ、秋刀魚の炊き込みご飯を作って、妻を驚かせよう」と閃いた。

 家に帰って秋刀魚を冷蔵庫にしまい、様々なレシピを自分なりに纏めたファイルを開いてみる。よく知られた料理だけあって、“さんまの炊き込みご飯”は二種類見つかった。どちらのレシピも、酒、しょうゆ、しょうがなどを加えて炊く点は共通しており、難しくなさそうである。

 炊飯器に入れるために、秋刀魚を魚焼き器で9分ほど焼いている最中に、ふとレシピの写真が目に留まった。どちらのレシピでも、美味しそうな秋刀魚が土鍋のご飯の上に並んでいる。「土鍋???」と私は焦った。てっきり炊飯器で出来るものと思い込んでいたのである。

 部屋で一人動揺しながら、二つのレシピを大急ぎで丹念に読み直す。すると、片方で救いの文章が見つかった。※のマークが付された後に、こう記されてあった。

《※ 炊飯器で炊く場合は、土鍋と同様に炊飯器に米と混ぜた調味料類、さんま、しょうがを入れ、普通に炊く》

 今日の教訓。※のような脚注表示には、大切なことが書かれていることがあるから要注意である。

この夜、私はかろうじて妻に“ヌケ作”といじられることなく、お茶碗で驚かせることができた。旬の秋刀魚は味も満足のいくもので、結果オーライの一日であった。

(2015年10月17日記)

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