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2015年10月24日 (土)

ちょっと踏み込んだ買い物

 先日、病院からの帰りにディスカウントストアに立ち寄った。平日の午前十時頃という比較的お客さんの少ない時間帯で、ゆっくりと店内を見て回ることができた。そして生鮮食品売り場において、あるものが良い品を安く購入したい私の目を惹いた。イカである。

 売り場の張り紙を見ると、「1杯100円」とある(どうです?安いでしょう?)。解凍したものではなかったこともあり、イカを前に私のテンションは高まった。一気に買う気モードへと突入である。ところが、ここであることに気づいた。トレーにおさまったイカは全て2杯であった。つまり、1パックが一律2杯200円で売られていたのである。

 妻と二人の胃袋に2杯は多すぎる。かといって、1杯食べて残り1杯をわざわざ冷凍保存する気にもならない。大の男がイカの売り場の前で躊躇し始めた。すると、近くの面白い光景に遭遇した。年配の女性が鮮魚売り場の店員を捕まえて、「イカを1杯お願いします」と依頼。その店員はバックヤードに引っ込んだかと思うと、すぐに1杯100円のパックを片手に出て来た。そのお客さんのためにわざわざ用意したのである。

 前例ほど心強いものはない。私は普段、あまり店員に話しかけずに買い物をするタイプで、しかも我儘は通用しないと思い込んでいたのだが、早速この女性に追随することにした。周囲にあまりお客さんがいなかったこともあろう、嫌がられることなく私も100円のパックを作って頂けた。イカに限らず、小分けして販売してもらえると助かると消費者が感じる食品は実は多いと思う。

 
ちょっと踏み込んだ買い物をしたその晩、私が作った料理はイカ大根で、妻からは好評であった。勿体ないので、イカのワタの部分は捨てず、自家製の塩辛作りに使用した。味が染みて、美味しく食べられるようになる数日後が楽しみである。

(2015年10月24日記)

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