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2015年9月 3日 (木)

東京スカイツリーからの眺め

 まだ猛暑には差し掛からない時期に、妻、義父と三人で東京スカイツリーに行った。みな日帰りで行ける距離に住んでいる。だから、もうそろそろ混雑が緩和した(はずの)あの新名所(もう決して新しくはないが……)に足を運んでみよう、と話がまとまったわけである。

 二回ほどチケットを購入して、地上450メートルの『天望回廊』までエレベーターで上がったが、幸い天気もまずまずで、眼下に広がる景色は素晴らしく壮観であった。

 眺望を堪能した後で、私の頭にはある思いが去来した。それは、「もう経済成長はほどほどでいいじゃないか」であった。スカイツリーから見渡す限り、地表一面がビルや住宅などの構造物で覆われており、その様を見ていると、これ以上私たちは何をいきりたって造らないといけないのか、という思いが強まってきたのである。

 東京は、1945年3月10日の東京大空襲で焼け野原となり、街が炎上する様子や焼けつくされた地表の状況は映像や写真に残っている。このどん底期の東京とスカイツリーから見た現在の東京のコントラストが、私のなかで鮮烈に浮き上がったのだった。

 東京が代表だが、大都市に限って言うならば、さらに立派な都市を造るのに奮闘するのではなく、いまある社会的資本を上手く活かして、私たちの生活をよりよいものにする発想の転換が必要になっていると思う。それが、私が地上450メートルまで上って強く感じたことである。

 
以上のような変な話は、“スカイツリー行った記念”として他人に話す土産話に仕立てづらい。それで、密かにネタを温め続け、ブログで一人つぶやくことにした。変人扱いされると困るが、個人的には、こういう都市鑑賞の仕方もありかなと思う。

(2015年9月3日記)

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