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2015年8月 1日 (土)

ブラックバイトに思う(続き)

 昨日の続きを少し書いておきたい。仮定の話だが、私がブラックバイトの環境に身を置いたならどうするかという、ブラックバイト対策についてである。タイムカードやタイムシートがない職場ならば、自分の出退勤の記録を、どういう業務をしたかも含めて克明につけておく。そうして、しかるべきタイミングで、未払い賃金を支払うように求める。それでも、誠意ある対応が見られなければ、労働基準監督署などしかるべきところに相談するとともに、バイトを辞めることもほのめかすだろう。

 ブラックバイトが社会問題化している背景には、「ブラックバイトなんて辞めればいいのに」という外野の声が通用しにくい事情があるようだ。例えば塾講師で言えば、人の良い学生バイトほど、「自分が急に辞めると生徒に申し訳ない」と感じるらしい。塾経営者は、これに乗じて甘い汁を吸っていると言える。教えている生徒に情が移った学生バイトの気持ちを利用しているわけである。辞めようとすると、「代わりの講師を見つけてから辞めるように」と言う塾経営者もいるようだが、これも学生バイトの気持ちを悪用した不当な脅しである。本来、講師を見つけるのは、塾経営者の仕事だからである。

 最後に。私ならば、こうした塾にはプライベートな情報は一切伝えない。付き合っている異性のことや、内定を得た就職予定先のことなどである。自分の正当な権利を主張しただけではあるが、バイト先の経営者から逆恨みされる可能性はなくはない。そうしたとんでもない人間が、結婚や就職の邪魔をしてくる可能性は否定できないと思う。だから、余計なことは口にせず、淡々と仕事をして、バイトの期間が終われば関係を断つ位が、アルバイトとしては丁度いい距離感だと思う。それは、あまりに殺伐とした態度だと感じる向きがあるかもしれない。しかし、甘い汁ばかり吸おうとしている人にはそれに相応しい接し方がある。将来の生活についても、防衛線を張っておくに越したことはないのである。

(2015年8月1日記)

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