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2015年8月 7日 (金)

態度を決めかねている県知事選

 私は結構真面目な有権者かもしれない。近々、今住んでいる県の知事選があるのだが、選挙公報に目を通すだけでなく、候補者の経歴・政見放送をわざわざテレビ録画して観たのである。

 しかし、候補者を観てがっかりして終わった。態度を決めるどころか、投票に行くかどうかも迷うことになった。というのも、最も知名度ある現職知事は、掲げている3つの公約が、どれも後からいかようにでも評価できる漠然としたものであり、しかもスローガンとしている《○○から日本を変える》(○○は県名)が空疎に響いたからである。過去3期12年もの実績がある知事が、今さら《○○から日本を変える》はないだろう、と思うのである。

 他に目立ったところでは、自民党推薦の候補者がいて、プロフィールは立派だったが、テレビでの表情や話しぶりがしっくりと来ず、能力ある人物かどうか判断できなかった。ただ一人、「この人かな」と思ったのが、共産党推薦の候補者である。集団的自衛権の行使容認を押し進めた安倍政権にNOを言う地方の選挙結果を、国に響かせたいという思いがテレビから伝わってきた。国防問題は、本来は県政の争点ではないのだが、一有権者として安倍政権への態度を示すいい機会になると私も感じたのであった。

 しかし私は、経済政策など他の点では必ずしも共産党を支持しているわけではないから、「この候補者に決めた」という気にはならなかった。また、この方は知事になれば実行することを多く挙げていたが、理想と現実の間を埋める調整力や実行力が疑問に感じられたのである。

 候補者を決めかねた挙句、最終的に私は、投票所には行かないかもしれない。投票しないというのも、一つの意思表示であって、それは有権者の取りうる選択肢だと思っている。いや、当日は妻から行こうと誘われれば、足は運ぶかもしれない。が、その場で棄権することもありうるようにも思う。暑すぎる夏というのも手伝って、選挙というのはすっきりしないという思いが日増しに強くなっている。

(2015年8月7日記)

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