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2015年7月18日 (土)

2,394人

お笑い芸人コンビ『ピース』の又吉直樹さんが芥川賞を受賞して話題になっている。受賞小説の『火花』は発行部数が百万部を超えるとマスコミ報道されており、書籍のミリオンは久しぶりのことではないかと思う。テレビで馴染みのあるタレントが書いた傑作となれば、普段読書などしない人が本に親しむきっかけになるかもしれない。

 
私はあまり小説を読まないので、又吉さんの作品についてはニュースだけをフォローしていたのだが、妻が「読んでみようかな」と口にした。こういう言葉は聞き流してはいけない。私への“指令”みたいなものだからである。早速最寄りの図書館に足を運び、予約を入れようと端末を操作して驚愕した。『火花』“予約待ち”の人数が、2,394人と表示されたのである。図書館側は利用者のために、相当数の本を用意して回しているとはいえ、順番が来るまで時間がかかること必至である。

 妻には「軽く一年以上かかるよ」と報告をした。我が家が読む頃には、今回のブームも落ち着いていて、読後に作品評を他人と交わすタイミングを失しているだろう。しかし、私はそれでもいいと思う。芥川賞作品ともなれば、時代を超えて読まれる価値があるだろうし、そもそも本は読み手が自身の心のなかでじっくりと味わえばよいものだからである。必ずしも旬である必要はない。

 私はまだ読むかどうか分からないが、妻が「いい作品だったよ」と感想を言えば、読んでみると思う。小説の相性については、どういうわけか妻の感性を当てにしているところがある。

(2015年7月18日記)

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