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2015年4月15日 (水)

一人で過ごす夜の時間

 先日、妻が実家に泊まりに帰った。夫婦喧嘩をしたのではなく、単に用事があって帰ったのである(念のため)。言うまでもなく、こうなると夜は私の完全なる自由時間となる。自分一人のために夕食を作るのはあまり元気が出ないが、食後はどんな使い方も許される自由な時間である。本を読みまくってもいいし、テレビを観まくってもよい。(普段やっていないが)将棋の棋譜を並べまくってもよい。気兼ねせずに“~しまくってよい”時間があるこういう日も、たまにはあってよい。

 
あれこれ考えた末、こんな特別な(?)日に私が採用したプランは、“抜群に早く寝る”であった。「十時半頃には寝てしまおう。そうすれば、明日の朝は早く起きることができて、頭も冴えわたっているだろう」。こんな完璧なセルフイメージを持って、“寝まくる”ことにしたのである。

 ところがどうだろう。その夜、テレビを観たり、ブログを書いたり、本を読んだりしていると、気づかぬうちに時刻は十時、十一時となり、日が替わると私はネット上をフラフラとうろつくようになった。そのうち、1980年代に親しんだ洋楽のミュージックビデオを探し始めて、「懐かしいなぁ」と聴き入っていた。自己嫌悪感がつのり、「これではいけない」と布団に入ったのは、夜中の二時過ぎであった。

 自由というのは、かくのごとく持てあますものなのだろうか。一人で過ごす夜の時間を、無駄にしてしまったように思えてしまう。今のところ、どうしてこうなったかの原因も対策も見つかっていないため、同じような日が今後あった際は、“再発”必至に思える。「そういう無駄な時間の使い方こそ、一つの贅沢と言えるのですよ」ともう一人の自分が慰めてくれるのだが、いま一つ心に響いてこない。

(2015年4月15日記)

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