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2015年4月19日 (日)

牛乳の比重

 昼食を作る-これは私が時々自ら進んで行なうことである。妻が歓迎するのは言うまでもない。先週の某日は、フレンチトーストを作ることにした。レシピはシンプルで、私にとっては定番とも言えるものである。妻のアドバイスもあり、前日の晩から冷蔵庫内でパンを浸しておくようにするのがいつものやり方である。

 この準備をする中で、私には前から気になる“工程”があった。まずは生卵をボールの中で撹拌し、砂糖と牛乳を入れて混ぜるのだが、この牛乳の量は手元のレシピでは、「150200CC」となっている。これをわざわざ計量カップに入れて量るのが、気に入らなかったのである。その計量カップの内側には牛乳が膜として付着する上、使用後には計量だけを目的に使ったこのカップを洗わなければいけない。この手間がどうにも受け入れ難い。

 どういう風の吹き回しか、昨晩の私は冴えていた。「食材の重さを量るデジタルの計量器を使えばいいじゃないか」、と閃いたのだ。具体的にどうするかというと、まず、既に卵と砂糖が混ざったボールを計量器の上に置く。するとボールごとの重さがグラムで表示されるが、計量器にある“0表示”というボタンを押すのである。すると、そのボールの重さはないものとされる。そこで、ボールに牛乳を注いでいって、適当な重さのところでやめればいい、というアイデアである。こうすれば、計量カップは使わずに済む。

 唯一心配に思えたことは、重さで量って注いだ牛乳が、レシピにある「150200CC」に収まるか、ということだった。水の比重が1(1CCで1グラム)なので、私は勝手に、同じ液体である牛乳も似たようなものだろうと推測し、150200の間の175グラムを注いでやめることにした。

 
翌朝のフレンチトーストは、いつものごとく美味しく仕上がった。妻も満足である。食後に私は、気になっていた牛乳の比重をネットで調べることにした。すると、約1.03と出てきた。気にする必要のない誤差の範囲と判明し、一安心である。「これからはデジタルの計量器でいこう」と、厨房男子の方針が固まった瞬間であった。

(2015年4月19日記)

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