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2015年4月25日 (土)

私は「おじちゃん」

 先日、一人でドーナツ屋さんに並んでいたときのこと。二人前に親子連れがいたのだが、母親がレジで会計を済ませている最中に、ベビーカーに乗っていた男の子が手からポロッと何かを落とした。母親が気付かないので、私はスッと前に出てそれを取り、男の子に返してあげた。するとその子は、支払いを終えた母親に向かって、こう口にしたのだった。

「おじちゃんに拾ってもらった」

 普段、子どもと接する機会のない私は、「おじちゃん」への免疫がない。「そうか、俺はおじちゃんなんだ」と思うと同時に、「おにいちゃん、と言ってくれれば、もっといい子だったのに」とひそかに愚痴った。その日はジーパンを履きラフな格好、しかも前日には床屋で頭の横と後ろを刈り上げてもらっていて、結構若返ったつもりだったのである。子どもの目は正確であった。悪気はないのだから降参である。

 家に帰ると、買ったドーナツを妻に渡して早速報告した。妻はさらっと聞いた後で、レスポンスよく口を開いた。

「よかったねえ。
おじいちゃん、って言われなくって」

 「そんな慰め方、あるかいっ」と返しつつ、私は一連の出来事を振り返った。そして、いつもの思考パターンを発動することにした。心の中で男の子に向かってこう呼びかけた。

「坊や、この一件、ブログのネタに頂いたよ!」

(2015年4月25日記)

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