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2015年1月18日 (日)

不愉快をユーモアで吹き飛ばす

 日常には不愉快の種が潜んでいるものである。妻とスーパーに行った時のこと。二階の雑貨売り場を妻が見たいと言うので、私はエスカレーター横のベンチに腰を下ろして待っていると、幼い子ども二人が前を通りがかって、「おかあさーん!おかあさーん!」と大声で叫び始めた。

 ここで私に、不愉快な気持ちがむくむくと生じ始める。「こういう場所では騒ぐべきではない」という考えと、「子どもなんだからある程度騒ぐのは仕方がない」という考えとが頭の中でぶつかり、最終的にこの嫌な感情の矛先は、姿の見えない母親に向かうのであった。

(母親がやってきたら、「ちゃんと子どもを静かにさせてください」と言ってしまおうか……)

 ここまで書いておきながら、小心者の私は結局何も行動に起こさなかった。その代わり、雑貨売り場を見終わって戻ってきた妻に、感情冷めやらぬうちに「おかあさーん!おかあさーん!」事件を報告した。すると、妻はこう返してきた。

「(おかあさんは)あたしよって、言えばよかったのに」

 うーん、そんな手があったか。見知らぬ中年男が「あたしよっ」と真顔で言ったら、子ども達はどんな顔をしただろう……、などと真面目に想像するような話でもない。ただただ、妻の返しが面白かったのである。私は「これはブログに書こう!忘れては大変」と大急ぎでメモ用紙に妻のひと言を書きつけた。このユーモア、文章で書くと今一つ伝わらないかもしれないが、最大の効果はその時の私の不愉快が一掃されたことであった。妻の感性に感謝、である。

(2015年1月18日記)

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