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2014年11月30日 (日)

派遣会社の気持ち

 『気になる「うんうん」』というタイトルで、今月6日に、登録スタッフに電話口で「うんうん」と馴れ馴れしい相槌を打つ派遣会社について書いた。この日は少し派遣会社に厳しい見方をしたのだが、今日は逆に、派遣会社寄りの話を書いてみたい。

 私が実際に何度か体験したことである。朝、20~30人ものスタッフが派遣先に集合し、派遣元(派遣会社)の担当者がスタッフの出欠の点呼を取るのだが、これくらいの人数になると、1~2名顔を出さない人が出てくるのである。事前に欠勤や遅刻の連絡が担当者に入っている様子はなく、担当者の顔色を見ると、苦りきった表情で派遣会社本社に電話で照会している。

 どんな仕事であっても“遅刻厳禁”であり、正社員であろうが登録スタッフであろうがこの点に違いはない。集合時刻には集合場所に着いているのが当然である。しかし、20~30人規模になると、ほころびが出てくる傾向があるように見える。こうした状況を目の当たりにすると、私は派遣会社の担当者に同情するのである。その日仕事を任せる派遣先の人から「人数は集まってますか?」と聞かれたらどう答えるのだろう、と考えると本当に気の毒になる。

 こうした不心得者がいることが、派遣スタッフ全般の評価や評判を下げる力として作用することも十分あるのではないだろうか。もしそうであれば、担当者はスタッフに丁寧な言葉遣いをしようなどという気にはならないだろう。相槌を「うんうん」で済ませることも分からないではない。

 ある派遣会社の方から、こう聞かされたことがある。

 「勤怠の良い人がいいんですよ(助かるんです)」

 これは、今まで何度も嫌な目に遭わされてきた立場からの本音に違いない。派遣スタッフは正社員とは異なり、個人ベースで仕事を柔軟に取捨選択する働き方だが、個人の勤怠がその個人にとどまらず、派遣スタッフ全体への見方に影響を及ぼしうる(及ぼしている)という認識を持つことも大切ではないだろうか。今日はそんなことを思った。

(11月30日記)

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