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2014年11月24日 (月)

料理の組み合わせを学ぶ

 昨日のこと。妻が用事で自分の実家に泊まりに行ったので、私は夜自炊をすることになった。まさに一人で“おひとりさまご飯”を考えた結果、秋刀魚の塩焼きとお雑煮に決めた。考え方はこうである。おかずは最近食べていなかったお魚の中から、好きな秋刀魚とした(がっつり食べるため、2尾買うことにした)。秋刀魚に欠かせないのは大根おろしだが、幸い冷蔵庫に大根のストックがあった。

 
少々悩んだのはご飯である。一人分のご飯を炊くのは量が中途半端でどうしようかと思ったが、たまたま、和風の味付けをした前日のスープの残りがあり、かつ切り餅が冷蔵庫にあるのを覚えていたので、「ご飯はやめ、スープに切り餅を入れてお雑煮にしよう」と閃いた。秋刀魚の塩焼き2尾とお雑煮(お餅は3個)で、十分美味しい夕食になるはずであった。

 このメニュー案を妻に伝えたところ、意外な反応が返ってきた。こう指摘されたのである。「お雑煮?秋刀魚にお餅は合わないと思うよ」

 
「そんなことはないと思うけどなあ」と私は返した。ご飯もお餅も同じ炭水化物ではないか。ともにお米からできているのであるから、大差なかろうというのが私の理屈であった。

 さて夜になり、料理自体は造作もなく進む。秋刀魚を両面グリルで9分間焼いている間に、スープの鍋を火にかけて、沸騰したら別途オーブンで温めた切り餅を投入するだけである。果たして9分後、どちらも出来上がりの見た目は全く問題なかった。いや、それぞれ美味しかった。しかしである。何かが足りない。秋刀魚の身をお箸でほぐして口に入れ、その後にお餅を食べても、「旨いなあ」という感じが口の中に広がらないのである。この段階でようやく、秋刀魚の身がご飯と絡まることによって、“相乗効果”の旨さが生まれるものだと分かった。

 私がそれなりに料理をするようになる前、妻にアドバイスを求めたことがある。妻は「レシピ通りに作るのが基本よ」と教えてくれた。実際に料理を何度もしてみて、これはその通りだと実感した。そして昨日、またも妻に教えられる結果となった。学ばせてもらったことは、「人が美味しいと言う料理の組み合わせには長年の経験と裏付けがあり、素直にその組み合わせで作った方が美味しくなる」ということである。料理の大先輩である妻には、まだまだ従い続ける必要がありそうだ。

(11月24日記)

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