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2014年9月 1日 (月)

てへぺろ

 本を読んでいると、「これはもう少なくとも日常会話では使われなくなってきているな」と感じる言葉と出会うことが結構ある。私はこれらを、絶滅危惧種ならぬ『絶滅危惧語』(死語になる手前のもの)と勝手に称している。意味まで記すとくどくなりそうなので、説明抜きで例を挙げてみたい(順不同)。

・含羞

・破廉恥

・ペーソス

・ニヒル

・閑人(ひまじん)

・筆不精

・隠居

・居候

・めんくい

・ミーハー

・オールドミス

・チョンガー

・人身御供

・ゴマすり

・甲斐性

・アッシー、メッシー、ミツグくん

・おじん、おばん

 これだけ挙げれば十分と思う。日常会話という括りで言えば、殆ど使わなくなっているのではないだろうか。昭和の香りが漂う言葉たちだが、これが時代というものに違いない。世代が代われば、使う言葉も変わるのである。そう言えば、「いとをかし」の“をかし”は、昔は「趣きがある」という意味だったが、今に受け継がれていない。近年大流行している「まじやばい」の“やばい”の意味は、百年後に残っているだろうか。

 以上は『絶滅危惧語』の話だが、稀なケースながら、まったく知らない『新語』に遭遇することもある。最近私が衝撃を受けた『新語』は、“てへぺろ”である。意味が分からない上、このたった4文字で一つの文章になっていた。

 手元にある広辞苑に載っているはずもないので、妻に意味を聞いてみる。すると、「舌をペロっとするような照れる様子を指すんじゃないの?」と、思いがけず回答が返ってきた。インターネットで検索すると、《うっかりした時に、てへと笑ってぺろっと舌を出す仕草の擬態語》とあった。そういうことだったのか。果たして、これから生き残る言葉になるか、楽しみである。

 このブログの読者の方々にも、“てへぺろ”を知らなかった人がいるに違いありません。知ったかぶりをした方は、恥ずかしがらずに、早速“てへぺろ”って顔をしてくださいね。あっ、余計なことをつまらぬ受け狙いで書いてしまいました。今日のこの終わり方、まじやばい!(←こちらは本来の意味です)

(9月1日記)

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