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2014年8月22日 (金)

コンビニ弁当に思う(その2)

 ドンピシャリのタイミングがあるものだ。コンビニ弁当の話は昨日で終わる予定だったが、たまたま読んでいた本の中で三箇所もコンビニ弁当について言及されていたので、急遽追加することにした。その本は意外にも、将棋関連で手に取った『遺言 最後の食卓』(2014年発行、林葉直子著)である。

 著者の林葉直子さんは私と同じ1968年生まれ。十代の頃から将棋の女流棋士として活躍し、才色兼備が手伝って女流棋界のスターとなったが、その黄金期は長くは続かず、不倫騒動、ヘアヌード写真集の出版、タロット占い師への転身、自己破産などを経て、現在は肝硬変を患い療養中の身という。この『遺言 最後の食卓』は、大変な状況にある彼女の思いが女性らしい語り口でストレートに綴られた本だ。

 
お酒の飲みすぎから肝臓を傷めていた林葉さんは、ある時期コンビニ弁当に頼らざるをえない生活を送ることになったが、それが体調を一気に悪化させたようである。

《こんなこと書いたら、コンビニの人に怒られるかもしれないけど、日持ちするように添加物を多く入れるのは身体に悪い。インド料理屋を自分でやってたときに、父が他界し、家の借金を払えないので自己破産にしたら、コンビニに行くしかなくなった。その間コンビニのご飯ばかり食べていたら、体調崩したもん。最近はコンビニも自然食を取り入れてるみたいだけど、ご飯が傷むことより、食べる人の身体を考えてください》

《私の場合は、自己破産し、安い外食とコンビニのお弁当にして1ヵ月で血便が出た。もともとおしりの調子はよくなかったが、血が出ることはなかったのに。スーパーやコンビニの弁当は塩分も多いので、要注意》

《「だいぶ前からγ-GTP(注)が1200あったのよ。400超えたらみんな肝硬変じゃないかって心配する。正常値は50ぐらいまでじゃないのかな」

「ガタがきたときは早かったなあ……やっぱりコンビニ弁当が最大の原因だったと思うよ。だって、自己破産してるから贅沢な食事に行ったりしてるのが見つかるとやっぱりダメなのね。だからおとなしくしておかなきゃいけないと思って、あんまり人とも出歩かなかったし。で、コソッとコンビニでお弁当買って缶ビール飲んだりしてたら、コンビニ弁当って塩分とか油っぽいものがどうしても多いでしょ。それに、けっこう保存料とか添加物が入ってるから」》

(『遺言 最後の食卓』(2014年発行、林葉直子著、中央公論新社))

(注)γ-GTPはタンパク質を分解する酵素の一つで、肝機能検査で調べられる。主にアルコールによる肝障害をみる値で、通常は1桁~50程度(インターネット情報)。

 健康体であれば、コンビニ弁当を食べ続けてもある程度持ちこたえられるのだろうが、長い目で見ればやはり身体はダメージを受けるのだろう。ここまで身体に悪いと分かれば、積極的に買って食べる理由はなにもない、そう強く感じさせた林葉さんの述懐であった。

(8月22日記)

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